2月末にBANKERAのICOが終了してから1ヶ月が経過しましたので、その後の動向を振り返ってみたいと思います。
※そもそもBANKERAって何だっけ、というところについては、以前の記事をご覧くださいませ。
BANKERA、2月末にICO終了、調達額は約1.5億ドルに
2月末にICOクラウドセールを終了したBANKERA。
期間めいっぱいのトークンセールとなり売れ残りも出ましたが、調達額は約1.5億ドルに。
最近はプライベート投資家向けICOセールで数百億円規模のプロジェクトも目につく様になってきていますが、一般向けのICOプロジェクトとしてはかなり大型の案件となりました。
売れ残りトークンの配当でBNKの価値が1.5倍になった話
実際にICOに参加したのが初めてで、なるほどこういう展開になるのか、と驚いたのですが、ICOで売れ残ったトークンはプレICO、ICOに参加したホルダーに按分されました。
ICOセールに出されたのが100億BNK(BANKERAのネイティブトークン)で、実際に販売されたのが77億BNK。
残りの約23億BNKが按分されたわけです。
残り分23億 / 保有分77億=約30% となるので、ホルダーから見れば、保有量に対して約30%分が増えた形にはなります。
私の例で言えば、ICOに参加したタイミングが1月下旬、そこからICO終了の2月末時点までにBNKの価格が20%程上り、そこに30%増の分配があったということで、現時点での保有BNKが購入時の価値から約50%増、となっています。
ホワイトペーパーにも書いてあったので情報としては把握していたんですけど、実際配当されると、おぉホントに増えたぁという驚きがありますね。
念のため付け加えておくと、これはあくまで仮想の数字であって、換金手段を持たない中ではさして意味を持たない数字です。
これから取引所に上場して価値が激下がりしたらそれまでなので、当然、リスクはあります。
4月に目されているHitBTCの上場、そして非公式な情報(中の人がチャットでポロッとこぼしたとか)ではありますがKuCoinへの上場も囁かれています。
毎週配当。塵も積もればETH
純取引利益率の20%がBNKの保有量に応じてETH建で按分されるBANKERA。
今の手元の配当状況から計算すると、こちらの年利は1.5%ぐらいです。
ここから本格稼働して配当が増えていくのか、こちらについては塵も積もれば山となる様なものなので、気楽に見ていきたいとは思っています。
毎週チビチビ入ってくるのは、ちょっと楽しいです。
BANKERA運営のウォレット、SpectrocoinのウォレットにBNKトークンが保有されていれば、毎週配当がなされる仕組みです。
ICO終盤、日本語サイトが消失し、メールが来なくなった
BANKERAのICOに参加してから、今週の配当はいくらです、とメールが届いていたのが、2/8を最後に来なくなりました。
また、その後元々開設されていた日本語サイトが消失。おそらく金融庁から警告があったのでしょう。基本的には日本語でICOの募集を行うことは日本人向けに金融商品の勧誘をしているということになり、金融業者であったり仮想通貨交換業者としての認可が必要、という整理ですよね。企業サイドからの勧誘はダメで、ユーザーが能動的に投資するのは自己責任で、というスタンスですね。Binance然り、日本語サイトが消えた、というのは警告を受けての対処と推測されます。第一には投資家保護の観点に立ち、こうした規制は健全な発展のためにあって然るべきだと思います。
現在はICOも終わりほとぼりが冷めたからか、日本語サイトが復活しています。
BANKERA含め、ICOを行う企業側が日本の法律を把握していないでやっているのか、警告が来たら引き下がれば良いか、と思ってやっているかは分かりません。逆に言えば、海外の企業のICOや取引所については金融庁は警告する以上に踏み込むのは現実難しいというのもあります。
もちろん、日本がどうというよりも企業の属する国からBANされて終了、という顛末も十分に考えられるので、そこは本当に自己責任です。
BANKERA今後の動き
まずは4月中にとも噂されている、HitBTCへの上場が大きなトピックですね。
そして上半期中にBANKERA自体が取引所を運営開始する予定ですので、そちらも注目です。
また新たな動きがあれば、レポしたいと思います。