ワーカホリック必読。30過ぎて後悔する前に押さえたい、ワークスタイルの作法

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unsplash-logoKevin Bhagat

今年、32歳になる。30歳になって以降は比較的ホワイトな生活を送っているが、20代はけっこうな感じで根詰めて働いてきた。

・仕事やら卒業研究やらNPO運営やらが昼夜入り乱れるインターン時代
・本業とスタートアップのサービス立上げの二足のわらじを複数
・クリエイティブな仕事が夜分に捗ってしまう罠
・夜食に担々麺キメる頻度多し
・生活不規則だけどランニングの時間を無理やり捻出
・自分はショートスリーパーなのではという希望的錯覚

とまぁこのような感じで、20代は勢いにまかせた生活を送っていて、30過ぎてからその偏りの反動が体に現れはじめていると、認めたくないが実感することがある。

今回は労働の在り方について、特に議論するつもりはない。
もちろん健康面だけ見れば労働時間が短いに越したことはないが、熱中出来ることや成し遂げたいことがあって、それを遂行するためのスタイルが本業であれ副業or複業であれ、仕事に精を出すことは大いに結構ではないかと思う。

先日、その反動の一つとも言えるもので、顎関節症になった。顎の痛みで食事を楽しめなくなるというのはなんともストレスフルな体験である。

これを機に今一度、健康にも一定の配慮をした上での「ワーカホリックの作法」なるものをまとめてみたいという衝動に駆られ、筆を走らせている。

いずれも普段の生活や仕事の中での延長線上で実践可能なものであり、改めて時間をとって習慣を増やすというマッチョな趣旨のものではないので、一つでも取り入れてもらえたならば嬉しく思う。

行きつけの整体の先生と話したりで軽く裏付けは取ってはいるが、あくまで個人の見解の範囲からは抜け出ない内容ではあるとは思うので、その点だけはご理解いただければと。

ノートPCは外付けデバイスと目線の高さを整える

仕事のメインPCはノート、という人はもはや7割以上ぐらいになるだろうか。
それはもう必然というか、私もノートPCがやっぱり良いよね、という考えではあるが、あえて過激な物言いをすれば、このノートPC、そのままでは健康リスクの固まりと言える代物だ。

まず、ディスプレイとの距離が近く、身体に対してキーボードが小さいことで、姿勢が縮こまり、猫背を誘発する。
この点について言えば、デスクトップPCの方がよっぽど身体に優しい。

猫背対策には、外付けキーボードを使用し、ディスプレイと距離を置くと良い。
肩こりを気にするなら、キーボードは力の要らない軽い打鍵感のものを選ぶのがベター。
私もロジクール製のパンタグラフキーボードを愛用している。

パンタグラフキーボードの軽快なタッチはEnterキーを「ターーン!」と気持ちよく押したい人、キーボードをガーーッと叩きたい人には物足りなく感じるかもしれない。
私も元々は気持ちよくEnterキーを押したい類の人間であったが、メカニカルキーボードからパンタグラフに乗り換えてみたところ、もうこの軽さからは戻れない快適さを感じている。

尚、身体に良い姿勢だけ考えれば「左右分離型キーボード」が理想らしい。
が、これをオフィスで使うのは私もちょっと気が引ける。

疲れ目対策として、ディスプレイの目線の高さにも注意したい。リラックスしやすい少し下向きの目線の位置にディスプレイが来る様に、専用のスタンドを使うなり本を積むなりして、高さを調整するのが望ましいだろう。

仕事=ほとんど腕が身体の前。歩く時は後ろの振りを意識して

先述の左右分離なキーボードを使わない限りは、ノートであれデスクトップであれ、PC使用時には腕が身体より前にある状態を保ち続けることになる。

PC使用時以外、会議中などでも、座っている時のほとんどは腕が前にある状態ではないだろうか。
オフィスワークが中心の仕事であれば尚の事、いかに腕・肩が硬直しやすい環境に身を置いていることに気づくだろう。

肩こりの回避策として、普段歩く時の腕の振りで、気持ち大きめに後ろに振ってみる。
これを意識するだけで肩のこり具合が大分違って来る様に感じている。
もちろん周囲から不審に思われない度合いで意識してもらうぐらいで十分。

ハンターハンター序盤のサトツさんを思い出した。

ガムの噛み過ぎ注意

ワーカホリックのお供としてガムを常備している方も少なくないだろう。
私が顎関節症になった一因の中でも大きいのがおそらく、これである。

もう長いこと、月に2,3回は買い足すレベルで、デスク上にはボトルガムを常備していた。
ガムは決まってクロレッツ、基本はライムミント味の一択だ。モンデリーズ・ジャパンの優良顧客まっしぐらである。
キシリトール配合という健康的なフレーズにかまけて集中力と引き換えに顎を酷使していることに無頓着だった。

顎を休ませないとこうなるかもしれないので、ヘビーガムユーザーの方には後悔する前に気をつけてもらいたい。

幸いにも、顎の痛みが出てすぐに行きつけの整骨院にかかり、顎の筋肉をほぐしてもらうのと生活習慣の改善のアドバイスをもらい実践することで、3日も経たずほとんど完治した。
ひどくならない内であれば、整体で十分だったが、より深刻な状況であれば歯医者でマウスピースを作っての辛抱強い治療を強いられるのだろう。

尚、食事以外の平時、口の中では歯と歯を噛み合わせないのが本来デフォルトなのだそうだ。

ちょっと調べたところ、TCH=Tooth Contacting Habit(歯牙接触癖)という言葉があるらしい。
どれほどの人がそうかは分からないが、私もこのTCH、常に噛み合わせている状態で特にそれを疑問に思ったことも無かった。

いざ非接触にしてみると、文字通り歯が浮く感覚に最初は気持ち悪さを覚えるかもしれないが、ガッツリ噛み合わせてしまっている方には歯や顎への負荷軽減のために、トライしてみて欲しい。

何事も、何か一つから

そろそろ長くなってきたので、この辺に。

クドクドと口うるさく感じられたかもしれないが、何か一つだけでも気をつけてみると、それだけでも意外に効果が実感出来る体験が出来るかもしれないので、ワーカホリックと自負する方はぜひちょっとやってみて。

本日の現場からは以上です。

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1986s/目黒10年在住/BrandManager/レベシェア型投資/WEBデザイン/ライティング/起業家の触媒/就活支援/事業立上げ屋/何でも屋